平本真之(37=愛知)がコンマ07のトップスタートを踏み込んで逃げ切り、蒲郡G1初制覇を飾った。G1は15年3月常滑以来、通算4度目の制覇となった。2着は磯部誠が入り、見事に地元ワンツーを決めた。

危なげなかった。「スタートもターンも完璧でしたね」と自画自賛でレースを振り返った。「ほっとした気持ちが強いです。今節はいつも甘えていた(池田)浩二さんがいなかった。そのぶん、責任を持って走った。今後につながるシリーズでしたね」。

8月には当地でSGメモリアルも控える。「今年はなかなか思うような結果が出なかったけど、この優勝で自信になった」と確かな手応えを口にした。「調整の方向性や、引き出しも増えた。これでSGでも勝負ができると思う。地元のSGタイトルは絶対に取りたい」ときっぱり。平本が今年の夏をさらに熱くする。