12R優勝戦は、人気を背負った深川真二(47=佐賀)がシリーズリーダーの貫禄を示して、インから押し切った。G2は初戴冠、尼崎は4度目。自身区切りとなる通算100度目の優勝を成し遂げた。2着は辻栄蔵(46=広島)、3着は村岡賢人(31=岡山)が入線した。

深川はスタートこそコンマ22とやや慎重だったが、伸び返して1Mは先取りに成功した。「スタートは思い切って行ったつもりだけど、届いていませんでした。でも、前にいた2番(上野真之介)には追いつくと思ったし、1Mはかかりが良かったですよ」と、にっこり。

通算100度目の優勝には「周りから耳にたこができるぐらい言われたので、もう言われないと思う。長いこと走っていれば、こんなこともできます」と淡々と話した。

次走は7日から、地元からつのお盆レースに出走予定。若手の台頭が目立つボート界だが、「まだまだ年寄りが頑張らないとね。これからもまくられないように頑張りますよ」と、進入から果敢な姿勢を崩すことなく、下半期の躍進を誓った。