太田和美(48=大阪)が堂々と逃げて、通算84度目の優勝を決めた。

強烈なパワーを誇る46号機は崩れなかった。コンマ10のトップスタートから先マイを決めると、後続を寄せ付けなかった。「伸びに特化してターン回りに不安はあったが、1Mをしっかり回れば大丈夫と思っていた。今節はいいエンジンを引けて、落ち着いてレースができた」と流れる汗をぬぐった。

初日にはダービー(10月26日~、平和島)の勝負駆けにも成功。「大敗しなければ行けると思っていた。1年走っての結果だから、特に気負いはしてなかった」とマイペースを保っていた。

びわこは15年2月のG1近畿地区選手権以来、3回目の優勝。「びわこは得意と思っているけど、1Mの位置が移設されて初めてだから、回りにくかったかな」とイメージとの差異がありながら、今節は11走で9勝2着2回と他を圧倒した。

この後は13日からの摂河泉競走、9月2日からのG1高松宮記念と地元住之江で連戦。「マイペースで、事故せずに走りたいですね」と笑顔で締めた。