新人の森田梨湖(21=福岡)が持つトートバッグが目を引く。女子選手らしく、愛らしい動物たちがあしらわれている。

「これ、(デザインが)かわいいなって思い、買いました」。グッズはいくつかあったようで、バッグだけでなく小物も同じデザインにそろえたという。「これと同じ(絵柄の)ものがあったら、また買いたいですね」と笑顔で、相当お気に入りのよう。

普段ピットでは真剣なまなざしで駆け回る、森田の違う一面がうかがえる。そんな森田の66号機は感触も上向いている。「ペラをたたいて、調整をしたらいい感じになりました。起こしとか握ってからの回転の上がりが良くなりました。足は普通くらいです」。

3日目は2R6枠、7R5枠に乗る。「フライング持ちなので、スタートは攻められないですが、もっとスピード感持って、しっかりレースできるようにしたいです」と意気込んだ。デビューしたのは昨年11月芦屋の一般戦。まだ、連絡みも未経験だ。良好な足を生かして台風の目となる。