小堺浩二(38=石川)が最終4角から鋭く踏み込み、地元支部の前回富山に続く連続優勝を完全Vで飾った。

粘る久田裕也をゴール前で差し切り、右腕を高く2度突き上げてガッツポーズを見せた。

今回は中四国勢の層が厚く、前検日から小堺は苦戦を覚悟していた。それだけに「このメンバーで優勝できてうれしい」と汗を拭った。

レースは正攻法が小堺-池田浩士。赤板ホームで久田に合わせて下岡優季も動いたが、小堺は一瞬の隙を逃さず、内をすくって3番手を確保した。「下岡君を前に入れてしまうと(優勝は)なかったですね」。

次走は24日からの宇都宮F2。「地元Vとレインボーカップ出場が(今期の)目標だった。次の場所で決勝に乗れば、いけると思う」。選考期間は9月いっぱい。モチベーションを高く保ち、3場所連続Vで目標達成を確実なものとする。【オカダ】