S級上位に定着した松尾啓史(42=山陽)だが、近況は大舞台での活躍がない。シリンダーとピストンを交換した初日予選2Rは、追いが利かない52度の熱走路だったが、まくりを連発してさばき切った。「突っ込みやすくて上積みがあった。タイヤが良くて、滑りながらもぎりぎりかかってくれた。基本的に夜の方がいい」。パーツ交換で状態の良さが目立った。2次予選A9Rはセッティングを煮詰める。連勝発進して優勝戦線に名乗りを上げる。