元ナショナルチームの雨谷一樹(31=栃木)が初代覇者へ、アドバンテージを握った。

千葉市が新たに施行する自転車の公営競技「PIST6 チャンピオンシップ」が明日2日、千葉競輪場の跡地に建てられた国際規格に合った1周250メートルの木製バンク「TIPSTAR DOME」で始まる。PIST6は競技のケイリンに沿ったルールで、各選手が1日に原則6車立てのレースを2度走る2日制トーナメント(優勝賞金123万2000円)だ。

この日は参加34選手が自転車などの検査を受け、番組などを左右する200メートルのタイム測定に臨んだ。1番時計は10秒024で雨谷が記録。「自信になります。9秒台を出すつもりだったが、コロナ禍もあってバンク練習ができていない。現状でどこまでやれるか確かめられた」。十分な手応えを感じ、ライバルへ仕上がりの良さも見せつけた。