増成富夫(51=岡山)がオープニングの予選1Rを逃げ切りで制した。

いったんは山口龍也(26=長崎)に突っ張られたものの、ひるむことなく赤板手前から先頭に躍り出ると、まんまとペースに持ち込んだ。

番手を回った龍門慎太郎(36=岡山)も「緩まないし、だんだんと上がっていった。強いし、うまい」と脱帽した。レース後の増成は「やっぱり朝の1Rはきついな」とこぼしたが「山口君も、51歳に負けちゃいけんだろう」と親子ほどの年齢差がある相手にげきを飛ばすほど元気いっぱい。

3Rでは後輩の岡崎克政が先行できずに終わるのを見届けて「あの走りなら、俺が前だな」と冷やかしたが、準決7Rは岡崎の番手回りを快諾。龍門まで固めるライン3車のアドバンテージを生かして、佐藤竜太(20=愛知)と梶原大地(24=福岡)のルーキー対決に割って入る。