A級予選4Rは番手絶好の梶応弘樹(56=愛媛)が快勝。

その梶応が「俺よりこっちだって。(競走得点が)9点上の選手をやっつけてるんだから」とべた褒め、レースの主役は逃げて2着に粘った田村裕也(26=徳島)だ。「佐世保はまくりが決まらないし、先行したら何とかなるかなと思っていた。やっと結果に結びつけられたかな」と満足げに汗をぬぐった。

2カ月前からセッティングを見直し、体も絞ったことが結果につながった。「今の力で最後まで出せるセッティングを見つけるのが課題だった。周りにはそんな暇があったら練習しろと言われるけど僕は形から入るタイプなんで」と田村は笑う。気を良くして臨む準決5Rもライン3車を生かして積極的に攻める。