地元の香川雄介(47=香川)が1予10Rで、小川真太郎の最終ホームまくりに食らいついて2着をキープした。前場所の佐世保決勝の落車で肋骨(ろっこつ)骨折と肺気胸のけがを負った。前検日には「経験値でカバーしたい」と言っていたが、有言実行となった。

「やばいくらいきつかった。メンバーの中で格的に2人でワンツーになるのは分かっていたが、真太郎が強かった。肋骨のけがぐらいで情けない。でも、オグリュウ(小倉竜二)に『肋骨骨折なんて打撲と一緒や』と言われたしな。(2予の目標は)踏み出しが緩いやつがいいけれど、G3の2予でそんなやつはおらんわな」。自虐ネタを織り交ぜて笑わせたが、2予8Rで目標に得たのは石原颯で、勝機は十分ある。

一方、逃げ切った小川は「香川さんは絶対に抜きに来ると思い、一生懸命踏みました。年中けがをしていて、いつも痛いと言っているんです。“痛い痛い詐欺”みたいなもんです(笑い)」と、こちらも爆笑ネタで締めくくった。