最終日、12Rの優勝戦は、清水沙樹(34=東京)が4コースのカドから鮮やかにまくってV。当地は2度目、通算では6度目の優勝を飾った。2着はイン立て直した海野ゆかり、3着に田口節子が入った。

水面状況悪化で最終レースだけ安定板が付いた。清水は「いろいろペラはやってみた。スタート特訓を終えて、チルトは1度にしようかと思ったけど、安定板が付いたので1・5度で行きました」とレースを振り返った。

「スタートはしっかり全速で行けました。1Mは行き過ぎて差されたかと思ったけど、足は抜群でした。2Mを回ってだいぶ離れたので安心しました」。

幸先良い滑り出しとなった。「昨年は絶不調でした。ペラが迷子になって。今年、大きな目標を立てても失敗したりすると思うし、1走1走を大事に走っていきたい。江戸川は本当の地元。いつも優勝したいと思っている」。その望みをかなえ、ゴール後、高々と左手を挙げて喜びを表現した。レース後のウイニングランでも「お客さんがいっぱいいて、めっちゃうれしかった」と飛び跳ねて体全身で喜びを表現していた。

今回はYes! 高須クリニック杯ということで、優勝賞金の他に副賞にお肌を維持するビューティーケア利用券(30万円分)が贈呈された。清水は「じゃあシミを取ります(笑い)。いいお年頃ですし、美しくなりたい。きれいなお母さんでいたい」と副賞に関してコメントした。