モーニングレース初のG1は、山田祐也(32=徳島)が、会心の大ガマシでG1初制覇をつかんだ。2着はインで残した片岡雅裕、3着は中村日向が入った。

コース取りは特訓、展示、本番で全く違った。6枠の田村隆信が大きく回り込んで2コース。16235・4と、山田は大外単騎の戦いとなったが、コンマ06の全速スタートを決めて一気にまくり切った。「進入は想定外だったけど、最終日はペラ調整で伸びが来てたし、質のいいスタートを行ければチャンスはあると思っていた」。山田らしい攻めで栄冠をつかんだ。

20年丸亀四国地区選、優勝戦1枠で逃したタイトルを地元で奪取した。「何よりも地元のG1を勝てたのがうれしい」。満面の笑みを浮かべた。「今年の目標は11月に地元で行われるチャレンジカップに出ること。そのステップになった。(フライング)休み明けのクラシックも攻めるレースをします」。SGでの活躍を誓った。