12R優勝戦は、強風による水面状況悪化のため、安定板使用の2周戦で行われた。山田哲也(39=東京)が、イン先制で今年2度目の優勝を飾った。

スタート展示では6枠吉田隆義が前付けに動いたが、枠なりの全艇スロー。しかし、本番は12456・3の進入となった。

スリットは中へこみの隊形から、ピット離れで遅れて6コースとなった3枠上村純一の一撃が決まるかとも思われたが、4枠川尻泰輔に突っ張られて後退。インからコンマ10のスタートを切った山田が、2枠山崎智也のまくりを封じて制した。次位争いは大激戦となったが、2着には山崎、終始追いすがった吉田が3着に入った。

優勝した山田は1月大村G1以来、今年は2度目、通算49度目、当地は昨年12月以来6度目の優勝を飾った。今シリーズ中には、3月16日から大村で行われるSG第57回クラシックの繰り上がり出場も決定し、そこへ向けても今回の優勝は大きな弾みになったことだろう。