吉川美穂は2年連続で決勝2着だった。

「すんなり番手なら、もしかしたら…と思ったが、自分の足のなさですね」。野口諭実可との争いを制して児玉碧衣を追走したが、逆転する足は残っていなかった。

それでも準決1着など存在感を見せた大会だった。「もっと足を付けて対等に戦えるように」。早くも視線は次の戦いに向かっていた。