127期の清水未唯(21=滋賀)が、6R6枠を5コースまくりで勝利。20年11月三国の初出走から191走目での初勝利に、ピットに戻ると目を赤く腫らしながら「これでひと安心、やっと勝てました」と話した。

前節で節一級の伸びだった18号機を相棒にした。同時あっせんの師匠・香川素子にペラ調整をアドバイスされ、日に日にターン回りが良化。2節前の下関でフライングを犯していたが、6Rはタッチスタートの伏田裕隆とともにコンマ06と踏み込み、1M過ぎには先頭に立った。

ただ、ここで悪夢がよみがえる。「先頭に立って勝てなかったことが2度あるんです。ここ平和島でも。今日は勝てた。三度目の正直」と言って胸をなで下ろした。

中3のとき、会社員でボートレース好きの父とともに見たびわこで、すぐにレーサーへの道を志した。香川の「これから。ここがスタートライン」という言葉に、素直にうなずく21歳。4日目以降も度胸満点の走りを展開していく。