優勝戦は人気を背負った尾嶋一広(34=兵庫)が、インから的確に逃げ切った。今年初、地元尼崎では20年8月一般戦以来3度目、通算12度目のVを飾った。

進入は枠なりの3対3。尾嶋はインからコンマ15の踏み込み。ハイパワーを味方に慌てず1M先取りに成功。バック早々と独走態勢を築いて、そのままゴールまで駆け抜けた。差して続いた松尾昂明(36=福岡)が、2Mで最内を突いた丹下将(36=愛知)をさばいて2着を確保。丹下は3着となった。尾嶋の次走は16日から21日まで徳山一般戦に出走予定。