松尾昂明(36=福岡)と末永由楽(35=岡山)の100期同期コンビが、そろって優勝戦へ駒を進めた。

準優10Rでは、1枠の末永がインから押し切って1着。続く11Rでは、2枠の松尾が1Mで流れたが、そこから追い上げ、2周1Mで先行する4枠野間大樹にツケマイを決め、2着を確保した。

優勝戦4枠の松尾は65号機について「伸びはそこまでではないので、まくりはきついねぇ。出足型で展開を突いていきたい」と話し、優勝戦3枠の末永は58号機を「バランス型で何も言うことはありません。スタートに集中する」と話した。

松尾が「末永が展開を作ってくれると期待している」と言うと、末永は笑顔で返した。「同期でワンツーは最高の結果だけど、現実は3、4着あたりかな」と松尾は冷静に分析したが、チャンスがある気配を漂わせていた。最後に松尾は「(末永に)レース足では負けているけど、人望では勝っている」とギャグを飛ばした。

同期とはいえライバル。どちらが優勝するか注目だ。