予選2Rで3連単15万円オーバーの高配当が飛び出した。波乱の立役者となったのは山本恵太郎(48=東京)だ。

最終ホームで山田祥明に内をすくわれ1車下げたが、4角から中バンクを鋭く突き抜けた。「無理して並走するよりは引こうと思った。足に余裕はあったし、自然にコースができたので思い切り踏んだ」。展開のもつれにも助けられた形だが、直線の伸びは上々だった。

5月立川での決勝進出はあるが、1着となると今年初戦の1月伊東以来。「久しぶりの1着は素直にうれしい」。およそ4カ月ぶりの勝利を手放しで喜んでいた。