中村裕将(59=埼玉)が得意の速攻で、優勝戦の椅子を奪った。

うねりが出てきた準優10Rは、5コースからコンマ07のトップスタートを決めて、一気に内を絞った。イン西村拓也に受け止められたが、差しに切り替えて2着に入った。

8月に60歳を迎えるベテランだが、持ち味の鋭発力は健在で、今節の平均スタートもコンマ12と切れている。どのコースからでも軽視はできない。

優勝戦は6枠でコースは遠くなりそうだが、スタートを踏み込んで自在に攻めると、17年8月多摩川以来の優勝が見えてくる。