優勝戦は地元の吉川元浩(49=兵庫)が、センターから鮮やかなまくり差しを決めた。今年3度目、尼崎では28度目、通算93度目のVを飾った。

進入は枠なりの3対3。レース直前に追い風から向かい風に変わったことが、吉川に味方した。3コースからコンマ12のトップスタートを放つと、余裕を持ってまくり差しのハンドル。イン先マイをした柳沢一(41=愛知)の懐を突いてバックで並び、2M先取りに成功。そのままゴールまで駆け抜けた。

柳沢は2着に甘んじ、3着には1M切り込んだ金子拓矢(38=群馬)が入った。

吉川の次走は27日から7月1日の徳山一般戦に出走予定。7月19日からの地元SGオーシャンCには残念ながら出場はできないが、8月23日から28日の浜名湖SGメモリアルには尼崎代表として出場予定。兵庫最強のシンボルとして、大舞台での活躍が期待される。