坂本紘規(25=青森)が“真杉匠効果”を発揮した。予選7Rで番手の尾形鉄馬にこそ差されたものの、打鐘4角からカマして2着。「ペース先行が得意な自分にはきついレースだったけど、勝ち上がれて良かった」と端正な顔をほころばせた。

昨年から栃木に冬季移動しており、今年も3月いっぱいまで真杉のグループにもまれてきた。「(真杉の助言で)練習方法や体の使い方などを見直したことが良かった」と言うように、2場所前の佐世保で決勝進出(7着)すると、直前の久留米G3では敗者戦とはいえ2連勝と気を吐いた。真杉が3日終了の小松島G3を制したことも大きな刺激になっており、準決12Rでもジャイアントキリングとなるか注目だ。