地元の人気レーサー佐藤貴也(37=浜松)が、8年ぶり2度目のシリーズ優勝を飾った。G2は通算5度目の制覇。山陽の小林啓二杯に続いてG2連続Vを狙った鈴木圭一郎は、1番人気に推されたが、5着に終わった。

4枠から好スタートを決めた佐藤は、1周バックで2番手に浮上。先行する笠木を2周3角で差してゴールまで逃げ切った。「やっと自分のレースができました。スタートの切れが戻ったのが大きいですね」と勝因をスタートに挙げた。

「準決勝が終わって下周りの整備をしたのも結果的に良かったです。特に緊張もしなかったし、慌てずに走れました」。マシンが上向き、落ち着いてレースに挑めた。

8月10日からは、伊勢崎SGオートレースグランプリを控える。「その前に浜松でレース(同5~7日)があるので、しっかり準備したいです」。最大限のパフォーマンスでファンを魅了する。