KEIRINグランプリ(GP)2度、日本選手権(ダービー)4度優勝などGP・G1で8冠を誇り「先行日本一」「魂」と呼ばれ、ファンに愛された近畿のレジェンドレーサー村上義弘(48=京都)が29日、突如、現役引退を発表した。今月24日からの地元向日町競輪開設記念(G3)を病気欠場した。

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山口幸二氏(日刊スポーツ評論家) 昼、本人から連絡をもらった。ただ、さみしさしかない。最近のレースは、ほとばしるものがなく、淡々と走っているけど感じだった。でも、(引退は)彼が決めたこと。受け入れるしかない。

もう、こんな選手は現れないだろうと思う。どこまでやれるかボロボロになるまで走ってほしかった。さっさとやめた自分が言えんけど(苦笑い)。