新人高本和也(25=神奈川)のレースぶりが光る。

予選、準決ともに前受けから2周突っ張って1、2着。当地は冬場になるとバックの向かい風が強くなり、ただでさえ重いバンクがさらに重くなる。それでも、高本は「先行にこだわりたい。上(のクラス)で通用するように、先行で力をつけたい」と、400バンク屈指の長い直線も自分を向上させる1つのアイテムとしてとらえている。ホームバンクの川崎が改装中のため、現在は平塚バンクで郡司浩平、村上直久、青野将大らにもまれる日々。チ決勝も、もちろん果敢に風を切る。その結果、デビュー4度目の優勝となれば、最高だ。