深谷知広(33=静岡)がシリーズリーダーらしく強い、強い。直前に大宮G3を制し、迎えた今節は初日特選を単騎まくり、準決は別線の飛び付きを許さずに逃げて連勝で突破した。

ただ、レース後の表情は険しいまま。直後に地元静岡G3(2月9~12日)が控えるとあって「今は次(静岡G3)に向けてやっている最中。セッティングとかが合ってなくて、踏んだ感じも良くない」と、頼もしい言葉は聞かれなかった。

ただ、準決に続いて決勝もマークする中村浩士は、こう証言する。「やはり、深谷君は強い。こっちは気合を入れてマークしなくては。気持ち一本で付いていく」と“やるがん”の精神を口にした。2人は年始には千葉250バンクで乗り込んだ間柄。再び呼吸をぴたりと合わせて、南関決着といきたい。