予選2Rの谷口力也(25=熊本)は前回別府で1、2班戦初の決勝進出を決めた。

「たまたまです」と謙遜するが、準決は前期S級の鈴木涼介を相手に3番手突き抜け、決勝は梅崎隆介の逃げを3番手からまくるなど鋭いタテの足が光った。「1月岸和田でハンドルを握る位置とサドルの角度を変えたらいい感じだった。前回は初の決勝で自信になりました」。岸和田では2勝をあげて、別府で初の決勝。ポジションを変えて持ち前のダッシュに磨きがかかっている。

「不器用な方なので」と話すように、デビュー当初は思うような成績を残せなかったチャレンジ戦でも、終盤は特昇にリーチを懸けるほどの力を付けた。1、2班戦でも前期の半年間でレースの流れをつかみ、今期はスタートダッシュに成功している。前回の勢いそのままに今回も決勝進出が期待できそうだ。