大沢風葵(22=群馬)が4カドからまくり差して今年初優勝。2着は定松勇樹、3着には馬野耀が入った。人気を集めた1枠高橋竜矢は4着に敗れて、3連単は1万5660円の高配当となった。

宮島初参戦で初優勝。これには本人もびっくりだ。「まさか、優勝するとは思わなかったです」。もっとも、機力には自信を漂わせていた。ファイナルが4枠となった時点で伸びに寄せる調整を意識。思った通りの反応が出た。「展示タイムが出ていたし、足はかなり良かったです」。

1Mの展開も向いた。定松のジカ攻めに高橋が抵抗。目の前の差し場をしっかりものにした。「ワンチャンスはあるなと思って予測はしてました」。まさにパワーと冷静な判断力が見事にかみ合った優勝だった。次走は4月4日から、地元桐生ルーキーシリーズの予定。