昨年5月にデビューした、121期ルーキーの橋本陸(25=福岡)が勢いづいている。

前場所の3月久留米で初優勝。続く同月大垣は感冒による前検不合格となったが、仕切り直しの今節は予選3Rで逃げて白星発進した。「今日は踏むペースが悪く、ゴール前でいっぱいでした」と内容には不満も、高校時代から鍛え抜く地足は快調そのものだ。

「初優勝のときは、勝ててホッとしました。また決勝で1番にゴールしたいって気になりました」。初優勝は、同期連係で逃げた甲斐俊祐を追い込んで飾った。今度は自ら風を切ってVゴールへ。理想を追い求め、準決6Rでは難敵にする同期比佐宝太に挑む。