脇本雄太(34=福井)が1月豊橋以来、通算14度目のG3優勝を無傷の4連勝で飾った。2着は新山響平、3着は佐藤慎太郎だった。

2段駆け態勢の九州コンビを、新山が最終バック5番手まくりでのみ込むと、8番手でじっくり足をためた脇本は、バックから一気のスパート。雨走路でも上がり10秒9の驚異的なラップをたたき出し、ゴール寸前で新山をとらえた。

山田庸平や新山は、「この展開なら」という形に持ち込んだが、脇本のパワーはそれを上回った。

「最後の最後まで行ける感覚はなかった。腰痛から1カ月ちょっとたって、少し良くなっているのかな。恐怖心はあるが、打ち勝つレースができた」。腰痛を発症してから初の優勝。4日間の走りから回復の兆しを感じさせた。

「疲れを取って、スイッチ入れていけたら」。前半戦最大のヤマ場、来月2日からの平塚G1日本選手権競輪に大きく弾みをつけた。【音無剛】