嘉永泰斗(25=熊本)がバンクレコードとなる10秒7のまくりで、21年久留米(熊本代替開催)以来2度目のG3優勝を飾った。2着は新田祐大、3着に犬伏湧也が逃げ粘った。

自慢のダッシュが、うなりを上げた。番手の小倉竜二すら離れる逃げを打っていた犬伏に、嘉永が2角から会心の一撃を放った。

昨年の瓜生崇智に続く熊本勢連覇に「中学のころ、新聞で瓜生さんのインターハイ優勝を見て自転車を始めるきっかけになった先輩。今年は自分が、と思っていた」と、うれしそうに笑った。

上がり10秒7は、95年に神山雄一郎が樹立したバンク記録10秒8を28年ぶりに更新するおまけ付き。「今後はG1の決勝が目標」と白い歯を見せた肥後のイケメンニュースターが、北の大地にその名を刻み込んだ。【山本幸史】