治田知也(24=新潟)が、約5カ月ぶりの実戦に挑む。

今年初戦の京王閣、「先頭員早期追い抜き」の失格によるペナルティーで、長期の戦線離脱を強いられた。

しかし、重い処分にも落ち込むことなく前を向いた。「2月いっぱいまでは立川に冬季移動をして、同期の永井哉多や、長谷川飛向と練習させてもらいました」。3月からは地元に戻り、街道練習や室内練習に励み、脚力を落とすことなく今回に備えた。

「やっと走れます。特昇できたら一番いいけど、7月からはA2班が決まっている。まずはこの1カ月でレース勘を戻したい」。けれん味のない先行策は、別線の脅威になる。関東ラインに力強い目標が帰ってきた。