元プロ野球西武ライオンズ投手の野田昇吾(29=埼玉)が今回からの新エンジンで、事前に計測するモーター性能検査で最も早い6秒76だった28号機を手に入れた。「本当ですか?」と笑みを浮かべ、前検日に計測するタイムも6秒92と上々だった。

昨年11月のデビューから2期目に入ったが、前節の多摩川最終日は惜しい、悔しいレースを味わった。1周1Mのまくり差しからいったん先頭に立ちかけたが、同2Mで後退し、4着に敗れた。「まくり差したんですけど、経験のなさが出ました。締めるか迷っている間に伸び返されました」と振り返った。

近況はテーマは“攻め”。「(師匠の)須藤(博倫)さんとは握れる展開に持っていこうと話をしてます。1Mも道中も」。初日は2、6Rの2走。まずは伸び足を固め、今度こそデビュー初勝利のチャンスを手繰り寄せる。