人生を懸けた争いが激化する期末は、1日ごとに目まぐるしく状況が変化する。
阿部英光(41=宮城)は、武雄に出走中の佐藤拓哉が気がかりだった。佐藤は武雄の2日目と最終日を連勝しないと引退が決まる状況に陥っていた。
「高校生の時に拓哉さんが神奈川から移籍してきて、何だか体のデカい気さくな人が来たなというのが第一印象。それからおやじ(利美)も世話になったし、僕たち兄弟もかわいがってもらった。武雄初日のレースは、震えながら見ていました」。
応援の甲斐もあって、佐藤は見事に難局をクリア。選手生命の延命を決めた。「次の函館が一緒だったので、そろって参加できるのが本当にうれしい。最終日には一杯やりたいな。僕も頑張らないといけないですね」。
首のけがから長く低迷しているが、恩人の奮闘はカンフル剤となった。最終日は一般1Rに出走。位置はないが、単騎で1車でも前へと車を進める。





















