12Rで優勝戦が行われ、荒尾聡(42=飯塚)が見事な逆転勝利を決めた。G2は10度目、通算72度目の優勝を飾った。追い上げた鈴木圭一郎は惜しくも2着、3着は中村杏亮が入った。
地元エースが激しく攻めた。荒尾は1周バックで3番手に上がると、2周3角で2番手へ。あとは先行する中村を懸命に追った。逃げる中村のペースが上がらないと見るや、荒尾は徐々に差を詰め、6周1角で中村の内へ執念の切り込み。逆転で先頭に立ち、後方から鈴木が猛然と追い上げてきた。それでも、内をしっかり締め、最後まで振り切った。
勝った荒尾に笑顔はなかった。6周1角の切り込みが審議対象となったからだ。「(6周1角で中村)杏亮に迷惑をかけたので、素直に喜べないですね。申し訳なかったです」。今節はとにかくパワーアップに苦しんだ。再三の整備を行い、1着がない中でファイナルに進んだ。それでも、最後は本領のさばきを発揮した。今大会は15、19年に続いて3度目、今年のグレードレースも3月の山陽特別G1プレミアムカップ、6月の伊勢崎G2稲妻賞に続いて3度目の優勝となった。
次節の伊勢崎SGオートレースグランプリ(10~15日)へ弾みがついた。
2連単(7)(8)1820円。3連単(7)(8)(5)3970円。
(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)
◆オートレースとは 7、8車立てで、1周500メートルのバンクを6周(ビッグレースでは8、10周)で競う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。レースは、選手の技量の差によってハンデ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて、車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。22年の獲得賞金NO・1は、鈴木圭一郎で9817万6536円。過去の最高額は、04年に高橋貢が記録した1億4812万4255円。





















