比嘉真梨代(34=沖縄)が、先行に目覚めた。
初日の予1A2Rを突っ張り先行で2着に粘ると、予2A1Rは4番手から鐘過ぎからのカマシ先行で押し切った。「久しぶりの1着はうれしい」と笑みがこぼれたが、「先行することができて良かったけど、流し過ぎたかと思った。もう少し踏まないと」と浮かれる様子はみじんもない。
比嘉の覚醒をアシストしたのが、親友の橋本佳耶だ。「佳耶さんから教えてもらって(先行を)やってみようかな、と。2日目も、1角まで7割で、そこから徐々に踏んでいけば持つんじゃないと言われた」とアドバイス通りに実行した。
決勝A4Rは「できれば自力を出して優勝したい」と、21年9月奈良以来のVを目指して真っ向勝負に出る。