SG復帰戦だった峰竜太(38=佐賀)がインから逃げて圧勝した。21年5月の若松オールスター以来、通算6度目となるSG優勝。合わせて通算100度目Vと全24場制覇の偉業を達成した。
今回の優勝で今年の獲得賞金は1億2800万円余りとなり、賞金ランクトップに浮上。年末のグランプリ(住之江)2ndステージ1枠からの出場へ大きく前進した。
通算100度目の優勝は史上24人目、全24場制覇は34人目。いずれも偉大な記録であることに変わりはない。しかし、それを同時にやってのける。しかも1年10カ月ぶりとなるSGの舞台で。もはや“持っている”や、“スター性”という言葉があまりにも軽く感じてしまう。こんなことをやってのける選手は、今後出てくることはないだろう。まさしく前人未到の快挙だ。
蒲郡ボート本場は1万人を超える入場者。水面際は、隙間がないほど大勢のファンが大一番を見守った。インからコンマ09のトップタイのスタートを決めると、隙を全く与えず逃げ態勢。1Mを先に回った時点で優勝を確信する、全く危なげない勝ちっぷりだった。
大声援が沸き上がる中、ゴールでは高々とガッツポーズ。感謝の思いと、喜びを表現した。共同会見では「うれしい思いは1%くらい。あとはほっとした。(負けられない)責任感が強かったし、苦しかったです」と胸の内を明かした。
4月に津のG1を優勝した際、「SGを優勝してこそ、真の復活です」と口にした。改めて、問いかけると「まだ、違うなって。正直、完全復活してない気持ちがどこかにあります。やっぱり、グランプリを優勝してこそです」と、思いの丈を語った。
年末へ、そして夢の実現へ向けて努力は惜しまない。「自分がやるべきことは、お客さんを沸かせて、1着を取って、優勝して、ボートレースを盛り上げるのが仕事。恩返しできるようにしたいですね」。
偉業を達成しても浮かれることは一切なし。シン・峰竜太がボートレース界のトップシーンを突っ走る。【工藤浩伸】
◆峰竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日、佐賀県生まれ。95期生として04年11月のからつでデビュー。初優勝は05年11月のからつ。G1初優勝は09年2月の芦屋九州地区選。SG初優勝は17年7月の丸亀オーシャンカップ。通算優勝は100度。うちG117度、SG6度。同期には山田哲也、河村了、岡村仁らがいる。171センチ、52キロ。血液型B。




























