今期から2年半ぶりにS級に復帰した鈴木謙太郎(39=茨城)が予・8Rで、打鐘4角から先行して2着に残り、準決進出を決めた。前節の川崎G3は初日(1月18日)に失格し、スタートからつまずく形になった。「まあ、落ち込んでも仕方ないので。その分、時間ができたから、しっかり練習できたんですよ。練習の内容も良かったですしね」。この地元開催は、ひそかに手応えを感じて乗り込んでいた。

かつては特別開催でも活躍し、11年の日本選手権(名古屋)、13年の全日本選抜(松山)では決勝に進出。G3優勝も2度ある。「あの頃に比べたらスピードは落ちましたが、持久力は上がっているんです」と分析する。「やっと、競輪が分かってきた感じです。乗っていて、楽しいですしね」と、競輪観もポジティブに変化しているようだ。

自身の立場も達観しているよう。「競走得点が100あたりだったら、S1の点数とか気になってくると思うんですよ。今は、そこよりは下だから、開き直って、思い切りやってます」。笑顔には充実感が漂っていた。