ハイパワーが集結した見応えたっぷりの優勝戦は、貞兼淳二(50=福岡)がインから逃げて14年3月宮島一般戦以来、約10年ぶりの優勝を飾った。

機力メンバーがそろったファイナルは、節一級の伸びを誇った貞兼が他を寄せ付けず圧倒した。「10年ぶりというのは意識していなかった。いつも通りにいきました」と汗を拭った。「仕上がりは完璧に近かったけど、前田(聖文)選手とか出ている人はいたし、乗りにくかったから優勝できるとは思っていなかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。マスターズ世代の活躍がオールドファンの胸に突き刺さる。この優勝で次節、平和島一般戦で連続Vを目指す。