岩見貴史(40=飯塚)が今年初優勝に向け準備は万全だ。準決勝戦10Rはスタート後に強烈な伸びでスピードに乗り、道中も展開を逃さない機敏な攻めを披露。「調整をしてエンジンは良くなってます。レース足があるし、内で待って開けても進んでくれます。スタートは練習から切れていたし、タイミングさえ遅れなければ大丈夫」。レース足が出てきたことで自在な攻めができるようになっている。

また今節は飯塚のスター選手だった、故・重富大輔さんの別名、スマイルボンバーを冠したレース。「重富さんにいいところを見せられたらいいですね。毎日掃除ができてないとか、あいさつができてないとか怒られてきたんですよ。笑顔で怒るので当時は怖かったです」。叱られて育った新人も今や飯塚を代表する選手。優勝を重富さんにささげる。