準決11Rは石原颯(24=香川)の強さに、対戦相手が白旗を掲げた。

残り2周前で南潤を押さえると、鈴木薫の巻き返しを突っ張り、最後まで誰も前に出させなかった。「後ろが地元(田中孝彦)やったし、変なレースはできないなと。相手のことを考えるよりも自分のペースに集中しました」。

昨年12月の当地G3(9919)は、苦い思い出になっていた。しかし「思ったより直線が短いし、2角で踏み直せばOK。落ち着いて走れました」と、この2日間で苦手バンクを完全に克服した。