山田祐也(34=徳島)が徳俵に足をひっかけ、なんとか予選突破を果たした。

1着条件の12Rは1枠イン戦。しかし機力に不安を残す山田だけに、簡単にはいかなかった。同じ勝負条件の3枠・宇野博之が強ツケマイを放つと、ターン直後は宇野が前に出る。絶体絶命の山田は必死に内から舟を伸ばし、2Mを先取って押し切った。「本当に、なんとかでした」。着替え終わっても笑顔はなく、ほっとした表情を浮かべた。

準優は11R5枠、「このままでは厳しい。やれることをやりたい」。この時は表情もきりり。機力劣勢挽回へ、本体整備も視野に全力で挑む。