<高校サッカー:鵬翔2-2(PK4-3)星稜>◇準決勝◇12日◇国立

 星稜がPK戦の末、鵬翔に敗れ、準決勝で姿を消した。勝てば北陸勢初の決勝進出だったが、日本代表MF本田を擁した04年度に続き、またもPK戦で涙をのんだ。

 2度リードを奪いながら、ともにセットプレーから同点に追いつかれる展開。河崎護監督(53)は「セットプレーで点が取れるチームが勝ち上がれる。勝負ごとなので、内容勝ちというのはないですから」と、さばさばとした表情で振り返った。

 主将のGK置田竣也(3年)は「3年間同じ仲間とここまで戦うことができた。満足はしていないが、すっきりした気持ち。大学でもう1度国立を目指して戦いたい」と、前を向いた。