女子日本代表「なでしこジャパン」前監督の佐々木則夫氏(57)が、高倉麻子新監督(48)にエールを送った。

 28日、都内で行われた十文字学園女子大(埼玉県新座市)の副学長就任会見に出席。高倉新監督について、「まず僕が退任した時から、高倉監督に(監督を)やっていただきたいと強く思っていた。本当に就任おめでとうと言いたいです。彼女であれば、またなでしこは、皆さんに元気を与えられる。大変だと思いますが、しっかりとエールを送りたい」と語った。

 太鼓判も押した。高倉監督は14年U-17(17歳以下)女子W杯コスタリカ大会で初優勝に導くなど育成世代を長く見てきた。「なでしこジャパン」は、世代交代が必至。佐々木氏は「若手をしっかりと指導していただいている。新生なでしこジャパンを指揮するには最適」と話した。

 佐々木氏は、過去にも同大で特別講演を行うなどしていた縁で副学長に就任。サッカー部の監督やコーチにはならない予定だが、経営面など間接的に強化に携わっていく。今後、同大で講義を担当する可能性もあるという。