日本代表は4日、千葉県内で行われているW杯ロシア大会アジア最終予選イラク戦(13日、テヘラン)に向けた合宿で午前10時半ごろから約1時間半の練習を行った。

 右アキレス腱(けん)の痛みで大事を取ったFW浅野拓磨(シュツットガルト)を除く14人が練習場に姿を見せた。約2000人のファンが見守る中、シュート練習や7対7での変則的なミニゲームなどで汗を流した。

 イラク戦の前に臨む7日のシリア戦(味スタ)に向け、FW岡崎慎司(レスター)は「いい準備ができていると思う」と前向きに語った。シリア戦でのテーマは「攻撃でちぐはぐになっているところがあるので、共有した意識を持つこと」とした。

 自身は攻撃の起点になることが目標だ。「いったん(攻撃が)止まったとしても、攻めなおすことができるメンバーがそろっている」とMF乾貴士(エイバル)など突破力あるチームメートの名前を挙げた一方、「起点を作らないと攻撃が機能しなくなる」。ゴールに限らず、身をていした仕事もいとわない。「前で収めるのかサイドで一拍おくのか、単調になるのもよくないので」と、工夫して攻撃にリズムを生む役割も自身の仕事に挙げた。