サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が12日、大事な13日のW杯アジア最終予選イラク戦(アウェー)に向け、会場のイラン・テヘラン市内のPASスタジアムで、前日の公式会見に臨んだ。

 監督は、負傷者が相次ぐ中盤の構成に頭を悩ませている様子だった。

 -勝ち点16で3チームが並んで迎えるイラク戦に向けて

 ハリル監督 状況は難しい。特に中盤。長谷部、香川がいない。蛍(山口)、今野もどうだろうという感じ。清武も来ていない。そうは言ってもやらないといけない。選手には勝つぞ、と言っている。

 -暑さ対策は

 ハリル監督 健康上のリスクがある。試合当日ではなく、前日から水分補給をしないといけない。体の全器官が暑さに慣れる必要がある。高地でもあり、最初は呼吸も困難だった。

 -イラクについて

 ハリル監督 私の分析では90%がリオデジャネイロ五輪を経験している。素晴らしい質を持っている。精神面も身体面も強い。監督が代わって選手のモチベーションが高くなっていると思う。

 -山口の状態と、シリア戦で中盤でも試した本田の起用法について

 ハリル監督 蛍はしっかりと練習している状態ではない。つまり、すぐプレーできるかは分からない。本田については、いろんなことにトライした。それは解決策を見つけるため。いろんな決断は、練習の様子を見た上でする。