ACミランを退団する日本代表FW本田圭佑(31)が18日、「集大成」と位置付ける来年のW杯ロシア大会に向け、封印している「W杯優勝」に代わるキーワードを口にした。

 千葉県内で取材に応じ「前回の大会とスタンスを変えていこうと思っています。ブラジルとやろうと、ドイツとやろうと、スペインとやろうと、やる限りは勝ちたい。本気でどことやろうと勝つというスタンスは、次のW杯に持っていこう、貫き続けようと思っています」とした。惨敗したブラジル大会のように最終到達点をぶち上げての逆算ではなく、1戦1戦すべて勝ち続け頂点に立つ-。アプローチの発想を変える。

 この日は強い雨の中、自身が実質的なオーナーを務めるカンボジア2部のソルティーロ・アンコールFCを呼び合同練習。来季所属先は未定だが早くも「今日からオフを切り上げて(練習を)開始したのでオフは終了したという感覚です。4日休んだので、十分休んだかなと」と、一方的にシーズンイン宣言。注目される移籍については「多くのクラブが興味を示してくれている」「まずは、すべてテーブルに乗せてみようと」「最後まで粘ってみようと考えていますので」などと話した。【八反誠】