FIFAランキング6位のなでしこジャパンが、同1位の米国に0-3で完敗し、米国遠征を1分け2敗で終えた。

 なでしこのスタメンはGK山下(日テレ)、DF鮫島(INAC神戸)市瀬(仙台)DF宇津木(シアトル・レイン)万屋(仙台)、MF隅田(日テレ)阪口(日テレ)櫨(伊賀)中島(INAC神戸)、FW籾木(日テレ)田中(日テレ)。

 先制したのは米国。前半12分、縦パスからのカウンター攻撃でMFラピノー(シアトル・レイン)が抜け出し、チェックにいったDF鮫島をかわして右足シュートを決めた。

 なでしこは同34分にこぼれ球を拾ったFW田中が相手GKをかわして押し込もうとしたが、相手DFにはじかれてゴールは割れず、1点ビハインドで前半を終えた。

 後半開始からなでしこはDF万屋に代わりDF北川(浦和)、MF中島に代わりMF長谷川(日テレ)が投入された。

 なでしこは後半5分、交代出場のMF長谷川がペナルティーエリア内から左足シュートを放ったが相手GK正面。

 同15分、米国は右サイドでスルーパスを通し、抜け出したFWピュー(ワシントン・スピリット)がフリーでドリブルから左足シュートを決めて2点目を挙げた。

 なでしこは同19分、田中に代わりFW横山(フランクフルト)を投入。同23分に中央でスルーパスを受けたMF櫨が右足シュートを放ったがポスト右に外れた。

 なでしこは同34分、籾木に代わりMF中里(日テレ)を投入。

 米国は同35分、右クロスを交代出場のMFモーガン(オーランド・プライド)が右足で合わせてダメ押しの3点目を奪った。

 なでしこは同40分、櫨に代わりFW泊(長野)を投入したが、0-3で敗れた。

 4カ国対抗の1位はこの日6-1とブラジルに圧勝して3勝としたオーストラリア、2位は2勝1敗の米国。日本とブラジルはともに1分け2敗。