すでにB組1位での6大会連続のW杯出場を決めている日本(FIFAランク44位)がサウジアラビア(同59位)に敗れ、最終予選を6勝2敗2分けで終えた。この結果、サウジアラビアも同組2位でW杯出場が決まった。

 予選突破のために勝ちが必要なサウジアラビアに対し、日本はFW本田圭佑、FW岡崎慎司らをスタメン起用。気温30度を超える暑さと、大半がサウジアラビアサポーターの大観衆6万2165人に囲まれたアウェーの空気の中、苦しい戦いとなった。日本は前半33分、コーナーキックからDF昌子のヘディングシュートなどチャンスをつくるが攻めきれず。積極的にカウンターを仕掛けるサウジアラビアの攻撃を、体を張った守備でしのぐ展開が続いた。

 後半開始と同時に本田が退き、前回オーストラリア戦でゴールを決めたFW浅野拓磨を投入。しかし18分、途中出場のF・ムワラドにゴールを決められ、サウジアラビアに先制を許した。日本は同22分、岡崎に代えて代表デビューのFW杉本を起用。さらに同35分にはMF柴崎に代えてFW久保を投入し攻撃陣を厚くした。積極的に攻め、シュート数では上回りながら1点が遠かった。

 日本代表は今後、10月6日と同10日にキリン杯を戦う。6日の相手は未定だが、10日はハイチと対戦する予定。