日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が28日、東京・JFAハウスでメンバー発表会見を行った。

 常連の本田、岡崎、長谷部を選外としたものの、事実上の初招集が車屋だけと驚きの少ないメンバーになった。ハリルホジッチ監督は本田を「移籍したばかりで、けがもしていた。現時点でのコンディションでは代表ではプレーできない」と断じ、岡崎は「杉本と武藤にチャンスを与えるため」、長谷部は「けがをしっかり治してもらいたい」として見送った。

 今回の選考の狙いを「あまり出ていなかった選手に機会を与えたい」「45~50人の候補の競争をうながしたい」と説明した。頭の中には、すでに大枠の50人程度のリストがあり、そこからけがの柴崎、大島、斎藤らを除き選考を進めた。

 倉田を呼び戻した理由を「ここ2試合でコンディションが上がってきた」と言った。12月には国内組だけで東アジアE-1選手権もある。本田も外した「コンディション」という物差しで厳しく見極め続けるという、候補選手へのメッセージも込められた24人のリストといえる。