11月に欧州遠征(10日ブラジル戦=フランス・リール、14日ベルギー戦=ブルージュ)する日本代表メンバーが31日、東京・本郷のJFAハウスで行われ、浦和レッズから最多の5人が選出された。

 GK西川、DF槙野、MF遠藤、初選出のMF長沢、FW興梠がリストに名を連ねたが、浦和は18日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦、アウェーのアルヒラル(サウジアラビア)戦を控えている。ベルギー戦の4日後、かつ移動を伴うことについて質問が出ると、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)はこう説明した。

 「浦和さんとは話をさせてもらっています。彼らも気になっているし、私も決勝は見に行きますから。ただ、ここでは詳細な答えは控えさせていただきます。私の家はA代表で、JFAからサラリーをもらっています。まず私は、自分の家のことを考えるべきだと思います。ただ、クラブの監督経験もありますから、クラブの時にはA代表に行くなよ、と考えていましたけど、今はA代表の監督になりましたので。日本のことを考えると(ACL決勝は)大事です。みんな、浦和のことを誇りに思っています。ここ9年ですか、日本勢がファイナルに行っていないのは。だから今回、浦和の背後には日本が隠れていると思っています。もちろん、浦和の選手は呼びます。ただ(ベルギーからサウジアラビアまでの)移動距離は(日本からに比べ)激しくないと思っていますから。それ以外のこともありますけど、どうディスカッションしたかについては言えません。頭の中では浦和さんのことを考えています。ただ、A代表が私の家です。みんなのことはリスペクトしますが、私は私の仕事のことを考えます」